日本は、超高齢化社会に突入し、今後一人の人が複数人のサポートをしていく時代となりました。ヤングケアラーという言葉も頻繁に聞く様になりましたが、子供が親や祖父母の介護をしていることで、本来受けるべき教育や経験を積むことができない子達も増えています。また、介護を理由に離職する人たちも増えています。仕事をしながら複数人の介護を担い、自分自身の健康も維持しながら生活していくことが、どんなに困難なことか想像できるでしょうか。
このまま介護者が増えていくと、若い世代や働き盛りの世代のマンパワーが落ち、日本の国力が下がり続けていくのではないかと危惧しています。
では、どうしたら良いのでしょうか。
自分の人生と介護生活を両立させていくには、様々な公的支援やサービスを受けていくことが必要なのは言うまでもありません。でもそれだけでは充分でないと感じています。
介護をする人のQOL(クオリティーオブライフ)と、介護を受けている人のQOL、どちらも高めていくには、介護者同士がもっと繋がり、情報を共有したりサポートし合ったりする仕組みや、介護をしている人たちをサポートするためのサービス、仕組みを増やしていく必要があると思っています。
そしてもっと言えば、介護をしている人たちのマインドも変えていく必要があるかもしれません。
大切な人のサポートをするばかりに、自分自身の時間を削り、夢や目標を諦めたり、人生の希望を手放すことがあってはならないと考えています。
誰かのサポートができることの喜びを味わいながらも、自分自身の人生も丁寧に、何も諦めずに生きることができるよう、社会がバックアップしていくことが必要だと思います。
このサイトを通し、介護をする人もされる人も、笑顔で充実した人生を送れる様、様々な立場からの情報を発信していきたいと思います。そして人と人とが繋がりを持てるような場を提供したり、ホッと一息できるような場も作っていけたらと思っています。さらに、自分の可能性を最大限広げられるような、人生設計をしていくためのサポートや機会も増やしていきたいと思っています。
何より、自分自身がハッピーケアラーになれるよう^^
様々なチャレンジをしていきたいと思っています。